木曜の臨時急行の夜行(妙高)で、妙高高原へ行って始発のバスに乗って雨の 中、赤倉温泉から妙高山に登りました。雨はたいしたことなかったのですが道 がところどころ崩れていて思ったより時間がかかりました。
帰りのバスの本数が無くて時間的に山頂まで行くのがぎりぎりと思われたので、 途中の地蔵平に荷物を置いて空身で往復して来ました。途中から雨も止んで太 陽が覗いたりしました。
鎖場を通り崖を登ってほぼ予定通りの時間で山頂を征服して、地蔵平に戻ると おっちゃんとおばちゃんたちがシートを広げて休んでました。ガスカートリッ ジの携帯コンロでお湯を沸かしています。「コーヒー飲まない?」と有難いお 言葉に甘えて1杯いただいていくことにしました。温かいコーヒーは雨で冷え ていた体に染みていきました。
燕温泉に下る道は、夏の大雨で崩れていて補修工事をやっている最中でした。 「登山者通行止め」と書いていましたが何とか下まで下りることができました。 すっかり雨も上がって、麓の近くになると露天風呂がありました。地元の人や 湯治客などが入ってるようです。バス停まで下りて時間を確認してから入って みました。お湯は温かったけどすっかり疲れが取れました。
地図を広げて先のコースを決める。妙高山は一度登っているので巻いて行こうかと考えていたがそれではだいぶ予定より早く着いてしまいそうなので妙高越えのコースを選んだ。
急な斜面を登りきったところで見通しの良い峠に着いた。眼下に湿原や木道が見える。妙高山は雲の中だ。峠から崖のような道を下る。下り切ったところで小川を渡り、いよいよ登りに入った。
ここからの登りは辛かった。全くメリハリがない岩だらけの道の直登がどこまでも続く。何度か休みながら高度を稼いでいった。ようやく 2000m を越えてひと登りでいきなり山頂に着いた。1時間50分のコースタイムのところを1時間10分で登ったことになる。
去年に続いて今回も雲の中で展望は無かった。去年はわからずに引き返した山頂の三角点は登山口のすぐそばの北側にあった。腰を下ろして持っていたパンをかじった。
下りは去年と全く同じコースなので不安は無かった。鎖場を過ぎて、去年と全く同じように光善寺池で写真を撮り先を急いだ。早めに着いて露天風呂&ビールなのだ。
地蔵峠から燕温泉に下る道は去年は災害復旧工事中だったがもう片付いているようだ。コースは少し修正されていたがあちこちにテープが結んであったのでそれを便りに進んだ。途中、雪渓があるのに驚いた。もうだいぶ下ったところなのだが日当たりが悪いからなのだろうか?辺りには霧が立ち篭めている。
ずっと川の右側を歩いて行けるはずだったのだがコースは川を渡って(徒渉)左側へと続いている。右側は行き止まりになっているようなのでコースに沿って左側の川岸を登っていった。
山道の登り降りが続いてかなりの遠回りになったような気がした。(後で地図を見てみるとそれほどでもなかった。)途中で雨が降ってきた。もうすぐ燕温泉に着くと思い雨具を着けずに歩く。しかしなかなか温泉には着かなかった。
途中で惣滝の遊歩道と合流し、吊り橋を渡って燕温泉に着いた。4時ちょっと過ぎだったので何はさておき露天風呂に入る。家族連れが先に入っていた。 風呂を出るとさっきまでの疲れが取れて足取りが軽い。途中の売店で去年と同じドラフティ \200 を買う。今年はブラックもあるぞ。 4時過ぎ予定通り無事に迎えの車と合流した。