Richard Henry Brunton (1841.12.26-1901.4.24)
- 少年時代
- イギリス、スコットランドの出身で、私立学校に通い、家庭教師について教育を受けた。
- 修行時代
- 17才の時、鉄道会社の土木技師ジョン・ウイレットの助手になり、鉄道工事に携わった。
24才でロンドンに出ると、土木技師ガルブレイス事務所で、鉄道工事に従事、
鉄道会社の技師ホーデンのもとで、主任技師として、鉄道や港湾計画にかかわった。
- 灯台技師として
- 灯台の設計・建設を進める灯台技師として、1868年(明治元年)2月、
日本政府に採用された。いわば、明治政府第1号のお雇い外国人だった。
イギリスで3ヶ月の研修を受けた後、同年8月に主任技師として妻子を伴い、日本へ赴任した。
当時、弱冠27歳であった。
そして、様々な困難のなかで、1876年(明治9年)3月解雇されるまでの7年6ヶ月という短い期間で、
全国で28の灯台(灯船2、灯竿3を含む)を完成した。
また、航路標識管理教本をつくり、灯台管理方式を指導し、日本の灯台の父といわれている。
ヘンリー・ブラントン設計による灯台
- 樫野埼灯台(明治3年、石造)
- 潮岬灯台(明治3年、木造)
- 神子元島灯台(明治3年、石造)
- 剣埼灯台(明治4年、石造)
- 伊王島灯台(明治4年、鉄造)
- 佐多岬灯台(明治4年、鉄造)
- 江埼灯台(明治4年、石造)
- 六連島灯台 (明治4年、石造)
- 石廊埼灯台(明治4年、木造)
- 部埼灯台(明治5年、石造)
- 友ヶ島灯台(明治5年、石造)
- 和田岬灯台(木造)
- 天保山灯台(木造)
- 納沙布岬灯台(明治5年、木造)
- 鍋島灯台(明治5年、石造)
- 安乗埼灯台(明治6年、木造)
- 釣島灯台(明治6年、石造)
- 菅島灯台(明治6年、レンガ造)
- 白洲灯台(明治6年、木造)
- 御前埼灯台(明治7年、レンガ造)
- 犬吠埼灯台(明治7年、レンガ造)
- 羽田灯台(鉄造)
- 烏帽子島灯台(明治8年、鉄造)
- 金華山灯台(明治9年、石造)
- 角島灯台(明治9年、石造)
- 尻屋埼灯台(明治9年、レンガ造)
- link
- 「日本の灯台の父」R・H ブラントン
日本の灯台